2009年01月03日

ガザ空爆について考える■戦争とは犯罪か?■ある横断論

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次の引用にあるように、昨年末に始まったガザ空爆による死者の数は、年明けには425人を数え、これに対するイスラエル側の被害は、四人の死者数というから「防衛」というには、あまりに過剰な戦争状態に突入しているといえるだろう。

■ガザへの空爆続く、死者は425人に イスラエル軍によるパレスチナ自治区・ガザへの空爆は、開始から1週間経った2日も続いています。対イスラエル強硬派のハマスの幹部が殺害されるなど、ガザでの死者は425人に上っています。

 2日朝もイスラエル軍はガザ空爆を続けています。前日にはハマス幹部を家族もろとも殺害するなど、これまでのガザの死者は425人に上っています。

 そして、ロケット弾が隠されているとして、イスラム教徒にとって神聖な場所であるモスクや、生活物資の搬入に使われていたトンネルを断続的に破壊し続けています。

 今、多くのガザ市民が空爆の巻き添えになり、犠牲になっていると言われていますが、イスラエル軍の報道官は取材に次のように答えています。

 「ハマスがモスクにロケット弾を隠したり市民の家の下にトンネルを掘った結果、ガザ市民が犠牲になったとしてもそれはハマスの責任でしょう」(イスラエル軍報道官)

 こうした中、イスラエルのリブニ外相はフランスのサルコジ大統領と会談。改めて人道的な停戦を拒否したリブニ外相は、大統領に「作戦は予定どおり続行する」と伝えたということです。

 こうした強硬姿勢の背景には、イスラエル国内で高まる反ハマス感情があります。イスラエル南部ではハマスのロケット攻撃に悩まされているのは事実で、この1週間で4人のイスラエル人が死亡しています。

 メディアがこれを連日大きく報道する中、最新の世論調査でもいまだ8割以上の国民が攻撃を支持しているのです。さらにイスラエルの新聞「ハーレツ」は2日の紙面で、「政府は地上作戦の実行に傾いている」と伝えています。

 いまだに国民の間に攻撃を支持する声は多く、事態収束の見通しは全く立っていません。(02日18:07)[090103日5時13分更新]TBSnews



■29日NY原油は40ドル近くまで高騰、中東情勢懸念高まる2008年12月29日 18:50更新ibtimes

 28日のNY原油層がはアジア電子取引で続伸、前週末比1.99ドル高の1バレル39.70ドル前後で推移している。イスラエルとガザの紛争拡大による産油国の緊張感高まりが投資家らの懸念事項となっている。

 その他石油製品では、ガソリン先物が3.16セント上昇して1ガロン88セント、灯油先物が3.30セント上昇して1ガロン1.28ドル、天然ガス先物が12.4セント上昇して千立方フィートあたり5.99ドル前後で推移している。

 イスラエルはイスラム過激派ハマスに対する攻撃を拡大しており、領土侵攻も検討している。アラブ各国指導者らはイスラエルによる反撃を非難しており、シリアもイスラエルとの間接的な和平交渉を破棄した。2日間にわたる紛争で死者は300人近くに達し、ハマスはさらなるロケット攻撃でイスラエル国内を攻撃している。

 豪州エネルギーアナリストのGerard Rigby氏は「中東での緊張感高まりで原油供給量が減少する可能性がある」と懸念を示している。



今必要なのは、自衛の具としての軍隊の使用を禁ずることであり、自国侵害に対する防衛は集団的な安保条約に則った国際的な平和軍?に対応を一任すべきではないのか。

 ある日突然に、ロケット弾を打ち込まれて、自国民に死者が出るほどの被害を受ければ、どこの国でも民族的な熱狂的な感情は高まり、好戦的な気分を生むのは当然の理だが、イスラエルという立派な政府(モーゼの十戒を厳守する)は冷静な・成熟した大人の対応はできると信じている。
(一時的な民族的な感情で揺れ動く政府は、三流の国柄の証だよ)

ところで、テーマはタイトルにあるように「戦争とは、犯罪であるか?」としたが、答えは自明のようでいて、そうではない。
 というのは、「犯罪」とは国内法に限られ、国際法で言う「犯罪」は定義の上で困難さを伴うからだ。
 たとえば、国際裁判で言う「戦争犯罪」とは、書くまでもなく、「戦争=犯罪」ではない。
 他に、戦時国際法なるものがあって、これを犯すと「犯罪」となる(立件可能だ)が、たとえば、民間人を誤って一人二人殺したからといって、それをもって殺人罪に問われることはない。
 というのは、戦争において自らの手を汚す者は、兵隊である。彼兵隊は隊長の命令に従っている限り、彼の過ちは準体的な刑事責任に留まり、かといって、主体的な責任を負うべき隊長は誤爆等に対しては、直接的な刑事責任は免れると受け取るほうが妥当である。

(建設現場での一個の作業員の死亡事故に対して、基本ルールを守らぬゆえの自己責任と処理するか、あるいは、あくまでも命令系統の出所である会社責任と処理するかで、意見が分かれるが、国際的な紛争当該国でもこれと同じような操業停止=責任回避の企業論理が働くと考えられる)

この件に関しては、正面突破ははじめから無理とわかっているので、ここでは刑事事件から類推を行うことにする。

「大量殺戮」という非人道的な暴走行為は、これまで調べた限りでは、次のあるような3つの特徴を持っている。

@ ボスとリーダによる「双頭」性
・経済的ボスは自らの手を汚すことはしない。
・自らの手を汚すのは、実行犯であるリーダーの仕事である。
・「大量殺戮」が複数ではなく個人で行われた場合、彼殺人者の人格は多重化していると考えるべき。

A 一般的に、ボスの良心は、宗教的な信念に染め抜かれている
・人間とは性善的な生き物であり、ノーマルな精神状態にある限り、人を殺すことができない。
・殺害の動機は宗教的な純化を必要とし、背景に自殺願望を持っている(通り魔殺人)。
・世俗化して、自己の利益の最大化を追求する場合もある(オウム真理教)。
・快楽殺人では、宗教的な儀式・生贄として「大量殺人」に走るケースもある(宮崎勤)。
・「底なし」のような過剰性が特徴的である(小平義夫。動機は、戦争ごっこ?)。

B ボスの経済的基盤は、一般的に、脆弱
・脆弱な基盤は、非自己確立者である彼「非英雄」の下地を用意する。
・彼「非英雄」は、立身出世コースからの離脱者であり、過去に一度ならず甘い想いを味わっており、苦労への免疫力が著しく低下している。
・何らかの依存症状を呈しており、その甘えは底なしである。


まとまらぬ結論■
・この場合の経済的ボスとは、「オサマ・ビンラーデン」
・リーダたる実行犯は、イスラム原理主義組織「ハマス」
・開戦の動機は、ジハード(聖戦)と世俗化の二重性が隠されており、世俗的な動機は原油価格の低迷への反発(依存症的というか、原油への想い入れが異常に強すぎる?原油って、ダイヤのはるか上を行く「黒い神」?であるかも)。
・オサマの経済的基盤は、原油価格に依存している限り、かかる価格の低迷は、基盤を危うくすることになり、原油価格の引き上げを狙ったテロ活動が頻発するのではないか(経済学論的なゲームの誘いが国際テロの可能性がある)。
・対策は、原油価格を市場原理に委ねるのではなく、価格の引き上げに関する国際的な合意であり、国際的な干渉が必要ではないか(リスクの人為的な排除であり、テロの口実に利用されそなものは事前にひねりつぶす作戦が必要である)。
・ジハードに関しては、お手上げの状態であるが、難民を救うなど貧富の格差をなくすことが人道的に求められていることは書くまでもない。


(イスラエル側には、政権与党第1党カディマの政権基盤の不安定な要因が指摘されている)



中東問題に関しては、wikiなどを参照しました。

なお、年頭の挨拶は、喪中につき差し控えます。


*「モーゼの十戒」のこと。これを守って、初めて神との契約が果たされる(というユダヤ教の思想)。

私以外の何者も神としてはならない。
偶像を作ってはならない。
主の名をみだりに唱えてはならない。
週に一度は休日としなさい。
父母を敬いなさい。
何をも殺してはならない。
姦淫してはならない。
盗みを働いてはならない。
隣人のことを偽証してはならない。
他人の物を欲しがってはならない。
posted by 9組の秋六 at 16:13| 福岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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